「お煮しめ」2011年を象徴。日本の伝統を覚えておきたい人が増えてます。 [定番料理のレシピ]
今年は、お煮しめのリクエストが多かったです。
それぞれ別々に煮て盛り合わせる、
伝統的な煮物に取り組みたいというのも、
懐古の雰囲気が今年にあったからかもしれません。
<里芋の白煮>
しょうゆを控えめにして白く煮ます。
里芋6個は小さいものを選びます。
皮をよく洗い、毛羽立ちも、こすり取っておきます。
六角形に皮を剥き、両端を切り落とします。
私個人のおススメですが、後から両端を落とすと、
手が滑らず、ロスも少ないので、良いなと思っています。
鍋に里芋と塩小さじ1を入れてまぶし、
水を注いで加熱します。
沸騰したら中弱火で15分ゆでて
ふたをずらして、湯を捨てます。
冷たい水を静かに入れて、里芋のぬめりを取ります。
水を捨て、その鍋にだし汁を里芋がかぶるくらい、
塩小さじ2/3、しょうゆ小さじ1、酒大さじ1、砂糖大さじ1
を入れて温め、5分煮たら火を止めます。
粗熱が取れたら、密閉容器に入れて、2日くらい漬け込むことで
味をしみこませます。
保存をよくするため、煮汁は里芋がかぶるような量にしてください。
<人参の色煮、絹さやの青煮>
人参1本は梅型に抜いて、切込みを入れてねじり梅を作ります。
さやえんどう25gはヘタのほうから、両側の筋を取ります。
だし汁1カップ、塩小さじ1/3、しょうゆ小さじ1/2、砂糖小さじ1を混ぜ、
1:3くらいに分けます。
少ないほうの煮汁を温め、絹さやを1分煮て火を止めます。
絹さやとその煮汁は別々の皿に広げ、仰ぎ冷まして、
冷えたら煮汁に漬け込んで味をしみこませます。
残りの煮汁で人参を柔らかくなるまで煮ます。
<椎茸の甘辛煮>
干ししいたけ6枚をぬるま湯で戻して石づきを取ります。
なべに入れ、戻し汁はヒタヒタ程度、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2で
煮汁が少なくなるまで煮て火を止めます。
<手綱こんにゃく>
こんにゃく1枚は5mm厚さに切ります。
真ん中に切込みを入れて、その切り込みに端を入れて一周。
ねじって手綱を作ります。
経験者はご存知かと思いますが、
5mmという厚さが重要で、
ねじっても戻らない、千切れない
絶妙な厚さです。
ねじりが安定するように、なべに入れて水から加熱し、
沸騰したら、こぼしてください。
鍋にごま油を熱し、種を取って小口切りにした赤唐辛子1本と
こんにゃくを炒め、だし汁100ml、しょうゆ大さじ1半、砂糖大さじ1を加え、
煮汁が少なくなったら出来上がりです。
お煮しめは、一つ一つが簡単ですが、
それぞれの煮方が違うので、手間がかかります。
好きなもの1種類だけでもいい、
と考え、やってみてはいかがでしょうか?
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